予告動画はおもしろいのに、実際に見るとイマイチな映画ってありますよね。
そんな映画の感想をブログに書くとなると、自然と評価が厳しくなるものですが…
悪い批評を書いて、製作会社から怒られたり名誉棄損になったりするケースはあるのでしょうか?
今回は映画ブログで批判記事を書くときの注意点について説明します。
映画の批判記事は書いてもいいの?
映画の中には、当然ながらつまらない作品もありますよね。作品によってはSNSで酷評されるケースも少なくありません。
では、映画ブログで批判記事を書くのはアリなのでしょうか?
辛口な批評を書くことで、映画の製作会社から怒られたり名誉棄損で訴えられたりするケースはあるのでしょうか?
映画の批判をしても名誉棄損にはならない
結論から言えば、映画の批判記事を書いても名誉棄損にはなりません。
そもそも名誉棄損とは「事実を告げて人の社会的評価を危険にさらすこと」を指します。
批評はあくまで個人の感想なので、低評価だからと言って犯罪になることはありません。
この点については、下の『弁護士ドットコム』の記事がわかりやすいです。詳しく知りたい方は一度読んでみてくださいね。
評論というのは、表現の自由の一つです。悪い評価があるから、高い評価もあるのです。それを悪い評価をしたから名誉棄損だというなら、評論は成り立ちません。良い評価をしてくれる評論家もいなくなります。映画会社は評価されるという利益を失います。
引用元: https://www.bengo4.com/internet/1071/b_443724/
ブログに辛口な感想を書いたからと言って、訴えられることはほぼ無いので安心してくださいね。
そもそも「映画を批判して制作会社から苦情がきた」なんて話、私は聞いたことが無いです。
ただし、ファンから叩かれる可能性はある
ただし、映画について批判するとファンから苦情がくる可能性はあります。
批判的なレビューで有名な『ただ文句が言いたくて』という映画ブログがあるのですが、管理人さんは辛辣なコメントを寄せられたそうです。
なので、批判をするなら読者やファンが不快にならない書き方をしましょう。
当たり前のことですが、批判ばかりの人間は他人から批判されます。
関連:ブログへの批判やアンチが怖い時の対策法はこちら
ただし、出演者や監督への悪口(わるぐち)はNG
個人への悪口は書いちゃダメ!
映画レビューを見ていると、時々ですが映画の出演者や監督に対して暴言を書く人がいますよね。
言わずもがな、これはアウト。
特定の人への暴言および誹謗中傷はNG行為です。
映画への感想ならともかく、ブログで個人の悪口を書くと名誉棄損になる可能性があります。
ちなみに、2018年1月には「DeNA」の井納翔一投手がネット上の悪口に対して約200万円の慰謝料を請求した事件がありました。
『FRIDAY』が報じた内容によると、ネット上の匿名掲示板に井納の妻を中傷する書き込みがあり、井納側は通信会社に情報開示請求するなどして投稿者を特定。名誉を損害されたとして、書き込んだ20代女性に191万9,686円の損害賠償請求した。
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20180131-578644/
悪質な記事には、事務所から苦情がくるケースも
あまりに酷い(というか悪質)な記事を書くと、芸能事務所から苦情がくる可能性もあります。
なので、間違っても芸能人や監督本人の悪口をブログに書かないでください。
映画の批評はOKですが、個人への悪口はNGです。
関連:映画ブログでネタバレを書くと違法?逮捕された人っている?
まとめ
批評するのは個人の自由です。
なので、映画ブログに批判記事を書いても怒られません。
ただし下記のケースはアウトなので、辛口記事を書くときは注意してくださいね。
- 批判を通りこした誹謗中傷
- 監督や出演者への暴言
基本的に、ブログに文句や悪口を書くのはNGです。
人であれ物であれ、ファンの人たちが見たら不快な思いをしますよね。人が傷つくことは書いちゃいけません。
そもそも、ブログに文句を書くとコメント欄で仕返しされます。
コメント欄に罵詈雑言を書き込む人もいるので、やめた方がいいですよ。
個人的には、ブログに書くなら「共感される記事」がオススメです。
映画ブログなら、わざわざ批判を書かなくてもネタは山ほどありますよ。
関連:ブログに書く内容を例で解説(※準備中)